僕が大阪で暮らしていたころ、お世話になった酒場(バー)がある。
場所は梅田(大阪駅)の近く。
広島カープファンのマスターがカウンターの中にいる。
マスターの愛犬の名前はホプキンス。
37歳でサラリーマンを辞めてバー(ボギー)を始めた。
今年75才になったサトルマスター。
来年(令和7年1月に)お店(ボギー)を閉業すると知らされた。
38年間お店を続けてきた男にも、引退の時が来た。
大人の男が生きていくには、3つの場所がある。
仕事場、自宅(家庭)、酒場か喫茶店。
仕事や家庭でなにかあると、
行きつけの酒場で大人の男は気持ちが楽になることがある。
常連になっている酒場では、マスター(店主)と
たいがいどうでもいい話をした。
挫折を何度も経験した僕の30代。
当時、明日も頑張ろうと思えたのは、
そんな酒場が僕にあったからかもしれない。
大人の男が生きていくには、必要な場所がある